ステップアップしていく中で、どんどん増していった仕事のやりがいと成長の実感。
仲間の成長を助けながら自分も向上心を持ち続けたい。
S.O.
クラウドエンジニア
リーダー
30代男性
Profile
今では社内のグループリーダー及びプロジェクトリーダーを任され、今後のさらなる活躍が期待されるAWSエンジニア。
成長を実感する時
私はいわゆる下流工程から上流工程へと、順にキャリアを積んできました。
マニュアル通りに決められたことを行う監視オペレーター、そして既存の環境を継続していく上で必要な対応を行う運用・保守。これらを担当していた頃は、新たに何かを作り出す業務ではないため、スキルを伸ばしていくことがなかなかできず、物足りなさを感じていました。
やりがいを感じられるようになったのは、自分で考えて試すことができる、設計・構築を担当するようになってからです。覚えることが増え、責任は重たくなりますが、やればやるほどスキルが身に着いた実感を持つことができるようになりました。
特に成長を実感するのは、お客様のご要望に対して良い提案ができた時ですが、その実感は、オンプレミス環境よりAWS環境での方が強く感じられました。
オンプレミスの場合は物理的なモノが必要になるため、提案したくてもモノが用意できないと実際に試せない、という状況が起こり得ます。一方、AWSなら簡単にリソースの用意ができるので、すぐに検証もできて、エビデンスをもとにすれば提案もしやすくなるという面があります。そのため、AWSの方がお客様のご要望に沿った提案ができる場面が多く、自分が成長したと感じられる機会も増えるのだと思います。
シンプラインでは、検証や構築のできるAWS環境を提供していて、社員が自由に利用できたりと、会社もスキルアップを後押ししてくれています。
プロジェクトリーダーとしてのやりがい
現在は、金融業界のWebサイトや関連システムの構築をAWS環境で行っている案件で、プロジェクトリーダーを務めています。
お客様から実現したいことや問題点について色々な質問を受ける中で、自分の知見や検証結果をもとにお答えする時にはやりがいを感じます。
最近では、既存のサービスを長期運用する上で、要件に沿わないものが出てきたため、代案となるサービスや構成を考えなくてはいけないという場面がありました。例えば、AWS Lambdaには最大何分間しか動かせないという制約がありますが、環境が増えると制限の中では収まらなくなってきてしまうのです。そうなると、同じ環境下でもタイムアウトしないサービスを提案する必要が出てきます。
金融業界は特にセキュリティに厳しい面がありますので、代案をリストアップする段階でその点も加味しなくてはいけません。そして、コストなど様々な観点から検討した最適な案を提案する過程で、お客様と対等にやり取りができるところにもやりがいを感じています。さらに、最終的にお客様の理解を得られて、自分の案を選択していただけると、達成感も得られます。
グループリーダーとしての業務と課題
現在のシンプラインでは、1人のグループリーダーが4,5人のメンバーを担当する体制になっています。私はグループリーダーに任命されたばかりで、自分のグループには3人のメンバーがいます。
グループリーダーとしての業務は、勤怠の取りまとめなどの事務的な業務もありますが、メンバーのスキル面およびメンタル面のサポートが主になります。スキル面では、メンバー個々が担当業務を通じてどういうスキルアップができるかを一緒に考え、今後のキャリア形成のためのロードマップを作るサポートをしています。もし、今の担当案件ではメンバーのモチベーションを上げるのが難しいとなれば、部内の他のリーダーや営業担当とも相談し、解決策を考えていきます。
グループの中には、自分とは違う案件に参画しているメンバーもおり、同じ案件に参画している場合と比べると、サポートが行き届いていない面があるかもしれません。メンバーの立場で考えると、同じ案件内にリーダーがいて、同じ課題を持っていた方が話しやすいことは明らかですが、案件によってはそのような体制が組めない場合がどうしてもあります。案件を超えてフォローし合える環境を整えることは、シンプラインが課題として取り組んでいるところとなっています。
リーダーになって良かったと思うことは、誰かを教育することで自分自身も学びを得られることが多い、という点でした。質問が返ってきた時に答えられるかどうかで自分の本当の理解度がわかりますし、想定していなかったパターンについて聞かれて考えることもあり、自分のスキルアップに繋がっています。
好きな仕事を活かして貢献したいこと
私は作業を自動化することが好きで、誰もがボタン1つで全てできてしまうような環境を作ることを得意としています。
AWSでインフラ環境を一通り構築するために、テンプレートを作って、パラメーターを埋めていくだけで全部構築できてしまう、というものを今までお客様に提供してきました。ロースキルでも手順書通りにやればできるというところまで落とし込んでいますので、運用フェーズしか経験のない方がAWSに触ることができるようにもなります。
テンプレートを作っておけば、次から依頼が来たらすぐに環境を作って検証ができ、余った時間を使えるようになるので、自分にとっても有益です。
今はまだ案件内で活用しているのみで、社内にまで展開できていないのですが、新入社員の教育に活かすこともできるのではないかと思っています。案件固有の設定などもありますので、社内でも活用するには、どこまで応用が効くのか、どう活用するのかといった課題はあります。今後、社内展開のための指針を明確にしていき、自動化技術で自社にも貢献できるようになりたいです。
エンジニアとして、シンプラインでの目標
エンジニアとしては、興味を持てなくなったら成長が止まってしまいますので、好奇心と向上心を常に持つことが目標です。
他の社員がお客様に提案している技術領域でも、私にはスキルが足りず、調べないとできない領域がまだあります。結局、自分が提案できるのは、技術的に自分ができる領域でしかないため、もっと技術力を高める必要性を感じています。
しかし、案件を待っているばかりでは成長はしませんので、ある程度独学で実力をつけていくことも必要だと思っています。
また、シンプラインでは今は中途採用しか行っていませんが、いずれは新卒の方を採用して、数年後にはクラウドのスペシャリストになれるよう、育成できる環境を作っていきたいです。多少技術力が足りなくても、向上心や意欲がある方を採用し、案件の中で成長させて、次に新入社員が入った時には教育担当になれる、という循環のある会社にできればよいと考えています。
一方、中途入社の場合は、クラウドについて一通り理解している方なら、一つのクラウドサービスの経験しかなくても、別のクラウドサービスにも知見を活かすことができます。ですので、AWSの経験がなくてもMicrosoft Azureの経験があれば、AWSエンジニアとしてすぐ独り立ちできると思いますが、その場合も向上心を持っていることが前提となります。
元々私自身がAWS未経験で入社して、資格取得をしながらAWSの業務経験を積み、リーダーを務められるようにまでなりました。
今は資格を持っていなくても、ビジョンに向かって能動的に動ける方であれば、シンプラインでは高く評価されます。スキルアップに寄り添った制度もあり、自分の心意気次第でスキルを向上させていける環境です。
例えば、「シンプラインでこういうクラウド業務を行って、会社を盛り立てていきたい」というようなビジョンがある方を、私たちは歓迎しています。