batchiです。
前回説明したS3のバージョニングについて、
画像を交えて説明していきます。
今回は「Sample-Versionig」という名称のバケットを作成、
バージョニングを有効にした後、
オブジェクト「SampleFile.txt」「SampleFile2.txt」を
それぞれ複数回アップロードします。
大文字はダメでした。
バケット名は「sample-versioning」にします。
バージョニングが有効なバケット
↓バージョニング無効の時には見られない[表示/非表示]が選択できます。
↓[表示]にするとバージョンが確認できます。
オブジェクト名の直下にあるのが「最新のバージョン」、
それより下が「最新でないバージョンです」
論理的な削除
↓オブジェクト「SampleFile2.txt」を削除してみます。
↓消えました。
↓ところがバージョニングを[表示]にすると、
まだ「SampleFile2.txt」が表示されています。
削除前に「最新のバージョン」だった、
「バージョンID:AtorubAoX…」が「最新でないバージョン」になり、
「削除マーカー」が「最新のバージョン」に入っています。
↑完全に画像の撮り方を誤ったので写っていませんが、
Fri Feb 05 19:22:18 GMT+900 2016…の後には、
(Delete Marker)という表示がます。
論理的な削除からの復元
↓削除マーカーを削除します。
↓復元されました。
完全に削除したければ、「最新でないバージョン」も含めて削除する必要があります。
バージョニングの停止
↓停止した後に、オブジェクト「SampleFile.txt」をアップロードしてみます。
1つ前の「最新のバージョン」である「バージョンID:h8dsEN83…」が
「最新でないバージョン」になり、
「最新のバージョン」には「バージョンID:null」が挿入されます。
以降はオブジェクト「SampleFile.txt」をアップロードしても、
バージョン構成自体は変わらず、
「バージョンID:null」が上書きされていくことになります。
おまけ:停止後の「削除」
↓バージョニングを停止した後に、
オブジェクト「SampleFile4.txt」をアップロードし、削除しました。
「バージョンID:null」の「削除マーカー」が挿入されました。
この状態をなんと呼ぶのか、よく分かりません。
やっぱり、停止にはあまり触れないことにします。
*
ここまででバージョニングの概要について記し終わったので、
次回はライフサイクルとの絡みを書いていこうと思います。
こちらからは以上です。