プロローグ
batchiです。
ふとした疑問が生じました。
EC2(Windows)にカスタムメトリクスの設定をして、
CloudWatchでアラームを作成している場合について。
EC2をリストアした場合、
上記のアラームは何か変更作業等が必要になるのか?
例えば対象EC2の切り替えとか。
と、いうことで調べてみました。
ざっくりとした手順としては、
・EC2_Aにカスタムメトリクスを設定
・テストアラームを作成
・EC2_Aを停止
・EC2_AのAMIからEC2_Bをリストア
・テストアラームはどうなっているか?を確認
といったイメージで。
細かい部分はやりながら考えることに。
ステップ1.テストアラームの作成まで
さくさくと設定をします。
しかし設定をした後に、
「EC2_AとEC2_Bの切り替わりがわかりやすいほうがいいのでは?」
という考えが頭によぎり、
急遽メトリクスの中身を変更することに。
変更前(項目:使用可能なメモリ)
"CategoryName": "Memory", "CounterName": "Available MBytes", "InstanceName": "", "MetricName": "Test-metric", "Unit": "Megabytes",
変更後(項目:ディスクの空き容量、の割合)
"CategoryName": "LogicalDisk", "CounterName": "% Free Space", "InstanceName": "_Total", "MetricName": "Test-metric", "Unit": "Percent",
MetricNameを同じにしたまま他の項目を変更しても問題ないのかな?
と思いましたが、うまいことやってくれるようでした。
グラフがガクッと下がっている部分が切り替えタイミングです。
変更前(約400MB)→変更後(約50%)と、単位が違ってもうまいことやってくれると。
ステップ2.リストア後のテストアラームの確認まで
EC2_Aのディスク容量が35GBだったので、
EC2_Bは350GBにしてリストアしてみることに。
そうすれば切り替わりがわかりやすいでしょうと。
左から2個めの谷が切り替えタイミングです。
EC2_Bをリストアしたら勝手に拾ってくれるようです。
結果:変更作業は必要ない。
とはいえ値がEC2_Aの時と同じほぼ50%のままです。
想定ではここでほぼ95%くらいまで跳ね上がると踏んでいたのですが。
蛇足1.ディスク拡張後のカスタムメトリクス
当初の疑問の答えとしては
「必要ない」であると判明しましたが、
数値が変わらないことが気になったので調べることに。
なんとなく想像がついていたのですが、
やはりOS上でパーテーション設定が必要なようでした。
35GB→350GBに拡張した分は未割当て領域となっているので…
まるまるCドライブに拡張してみます。
きちんとほぼ95%で値を取ってきてくれるようになりました。
蛇足2.同じカスタムメトリクスを2台のEC2から送ってみたら
完全に蛇足ですがどうしても気になったので調べてみました。
EC2_Bをリストアする前に停止させておいたEC2_Aを起動してみます。
結果:大体中間くらいの値を行ったり来たりする。
グラフで言う9:00あたりにEC2_Aを起動してみました。
大体中間くらいを維持していますが、
しばらく眺めてみても一定の値で安定することはありませんでした。
ここのあたりはどういった処理をしているか想像もつきませんが、
ひとまず満足したので切り上げました。
こちらからは以上です。