はじめに
今年の5月25日にAWS認定sysopsアドミニストレーター-アソシエイト(以降SOA)に合格しました。
これから受験する方に少しでも参考になればと思い記事を投稿します。
この記事ではAWS認定資格に対する説明は割愛します。
※AWSのルールに則って試験問題を開示するような事をしておりません。
尚、筆者はソリューションアーキテクトアソシエイト試験(以降SAA)に合格済みです。
ステータス及び学習内容については以下URLをご参考下さい。
【資格対策】AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト
更新
6/14 URLに不備があったので修正。
合格点
学習教材
No. | 教材名 | 内容 |
---|---|---|
1 | これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座 | ハンズオン学習が実務経験ゼロの私には非常に有益でした。 |
2 | AWS 認定SysOpsアドミニストレーター アソシエイト模擬試験問題集 | 模試4セットです。本試験と比べる難易度は高めの印象でした。ある程度理解した人がより合格圏内に到達する為の教材だったのかなと思います。 |
3 | AWS サービス別資料 | AWS社より発行された各サービスの仕様を確認出来ます。 |
4 | AWS Certified SysOps Administrator Associate Practice Exams | 英語版の模試です。今回は「No.2」の模試を解いていた事もありほとんど利用しませんでした。 |
5 | AWS Certified SysOps Administrator Associate Practice Exams | Sysops特有の問題も体系的なハンズオンの解説がある為、より理解が出来ます。とは言え全て英語なので、どうしても学習に時間が掛かる事から途中で利用しなくなりました。 |
6 | AWSWEB問題集 | 有料なので模試を受ける場合は候補に入らないかもしれません |
※英語字幕は、Googleリアルタイム翻訳しておりました。
翻訳の方法は@hedgehog051さんの記事が参考になると思います。
(https://qiita.com/hedgehog051/items/22d13a9d0f9b487a19f6)
(勿論ですが資料は全部英語なので翻訳されませんので注意!!)
学習方法
1.出題範囲の把握
SOAはSAAと違い参考書の数が圧倒的に少ないのでより出題範囲を意識して学習する事が求められます。
公式より以下の通り
https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-sysops-admin-associate/
SAAが体系的にサービスの仕様を問われるのであれば、Sysopsは運用する上で求められるスキルが問われます。
よって運用向けのサービスに関して設定や仕様に対するもう一歩踏み込んだ問題が出題されます。
2. Sysops向けの学習
SAA合格者はある程度、解けると思います。
ただそれだけだと足りない部分を補う必要があります。
・Cloudfomationのテンプレートの各セクション、関数の理解
・メトリクス(基本、カスタム、エージェント、セットアップ)
・Systems Managersの機能
・コスト管理(Cost explore等、利用者向けのサービス)
特にこの辺りの理解が必要かなと思っています。
※Tipsに簡単ですがまとめておきました。
2019年までの記事だとSAAだけ勉強しておけば、SOAも同じだという意見もありますが、
個人的にはSysopsの対策をしておかないと合格点に届かないと思っています。
参考:@Kiyo2273さんの記事
https://qiita.com/Kiyo2273/items/0270d0ab3289ec3c5ff0
3. 模試を解く
実務に活かせるかはひとまず置いておいて、これが試験に合格する為の近道だと思います。
模試で間違えたり分からなかったサービスをとにかく調べます。
4. 分からないサービスのBlackBeltを一読する
サービスの仕様を体系的に理解するには、BlackBeltの資料は本当に素晴らしいと思っています。
ボリュームはあるので、暗記する必要は無いです。
私の場合は、「一読する → 問題で分からない所がある → BlackBeltで復習する」といった流れで進めておりました。
※BlackBeltに無い場合は、クラメソさんのブログや公式を読んで理解していました。
Tips
覚えている範囲でTipsです。
試験対策として「筆者が学習したAWSサービス」は以下の通り。
概ねUdemyのハンズオン教材(No.1)やBlackBeltで学習可能です。
サービス名 | 学習内容 |
---|---|
CloudFormation | 変更セットやドリフト等、スタック管理の機能やテンプレートの理解(セクション、組み込み関数) |
CloudWatch | Cloudwatch logs、CloudWatch events、alert機能の理解、データの流れの理解、メトリクス(カスタムメトリクス含む) の仕組みと導入方法 |
S3 | バケットポリシー(JSON記述も理解)、バージョニング、4XX or5XX系のエラーに関するトラブルシューティング、マルチアップロード、S3通知機能、クロスオリジンリソース共有(CORS) |
CloudFront | クライアントからオリジンまでのデータの流れ 、暗号化処理 |
IAM | IAMロールの仕組み、権利の委譲 |
Systems Manager | パッチ適用、シークレットデータの格納 |
コスト管理 | Cost Exploler、Billing Manager、AWS 使用状況レポート、組織内にアカウント招待、削除の際の流れ |
Elastic Load Balancing | ALB、ELB、NLBで出来る事出来ない事、ASG、EC2を含めたデータの流れ、スティッキーセッション、Connection Draining、証明書を使ったデータの暗号化、X-Forwarded-For |
AWS Shield | Standard、Advanced、WAF、でそれぞれ何がブロック出来るのか、IDS、IPSとの使い分け |
AWS Artifact | 発行できるレポート |
EC2 | トラブルシューティング(起動できない、insufficientエラー)、EC2Rescue |
RDS | メンテナンスが発生する対象、メンテナンス時の影響 |
CLI | 各サービスを利用する為のCLIを色々と |
CloudTrail | ユースケース |
GuardDuty | 仕様、ユースケース |
VPCフローログ | Logの見方 |
Trusted Advisor | 概要把握 |
振り返り
手探りの状態から始まりましたが、情報収集さえすれば、AWS未経験者でも難しい試験では無いと思いました。
「SAAは合格したけど、残りのアソシエイト試験は教材も少ないし難しそうだな・・・」
と思う人達の試験に対するハードルを少しでも下げる事が出来れば嬉しいです。
また自身が合格できたのも、有益なコンテンツを発信してくださった人達のおかげだと思っています。
ありがとうございました。
※続けてDVAも取得出来ましたので、DVAの受験対策と3冠出来た事の振り返りも追って記事として投稿させて頂きます。