AKBです

まぁいつもいつも週末の話で悪いのですが懲りずに今日も週末の話です
更に今回は土日に書きだめしておいたのでやたら長いです。
勝手に最長記録を目指しました。
ちなみに本題は2/3過ぎた位からです。

土曜の話ですが、春っぽい日差しに気がよくなってついつい体が魚を求めたので近所の川に釣りに行ったんですよ。
鯉釣りなんですが18か19歳位の時は週5位で行ってましてそのポイントでは多少有名人でして、「師匠!こんにちは!」とか「あんちゃんきたかぁ~」とか、おっちゃんとか若者の知り合いとかが沢山いたんですよ。
まぁ自慢も自慢なんであまり言いたくないのですが、あえて言わせてもらいますと“その場の誰よりも沢山釣ってました”まぁ僕天才ですし

まぁその後はあまりにも簡単になりすぎて行かなくなったんですよ。
全く駆け引きに面白みがなくなって。

釣りってものは釣れりゃ良いってもんじゃなくていかに工夫して釣り上げるかが大切なんですよね。

まぁそんなこんなで数年ぶり?に川で鯉を釣るべく向かったのです。

で川に着いたのですがちょっと景色が変わってたくらいで「ふぅ楽勝だな」って釣りを始めたのですが、なんか鯉が賢くなってるんですよ。

わかりやすく具体的に言いますと、見える鯉を釣っているのですが、昔は餌を食べて吐き出す迄の時間が1秒位あったのですが、0.2秒位になってるんですよ。

「こいつらスキルアップしてやがる!!!」って叫んだ位ですから。

で、まぁ何度か鯉に馬鹿にされたのですがコツを掴んだらやっぱり楽勝なんですよね。まぁ周りは全く釣れてないのに1人で爆釣なんですよ。やっぱり天才ですから。

で飽きちゃうんですよ。簡単すぎて全くアドレナリン出ないわ、釣る度にギャラリーが騒いで話し掛けてくわで、嫌だったので全く人がいない場所まで移動したんですよ。

まぁ釣る気もなくなってのんびり川を見て隣に着た鳩さんに話し掛けながらパンとかあげたりしてマッタリとしてたんですよ。
で、そろそろ帰ろうかなぁと思ったそのやさきに緋鯉がいたんですよ?
そりゃあ綺麗なオレンジ色のデッカイ奴が!正にキングオブカープって感じにゆらゆら泳いでるんですよ!なんて言うか川なんて黒っぽい石とか灰色の石とかくすんだ色ばっかりじゃないですか、たまに赤とかあるんですがそれなんて結局誰かが捨てたコケコーラの缶だったりするんですよ。全く興ざめなんですが、けどね目の前にいる緋鯉さんなんかは物凄く素敵なオーラをまとってるんですよ!

言うなれば“砂漠のオアシス”“薄暗い洞窟に注ぐ一筋の光”って感じなんですよ!

で、そうなるとやっぱり釣りたくなるじゃないですか釣り人としては!けどね緋鯉ってめちゃくちゃ賢いんですよ!
散々他の釣り人にいじめられたり、「や~いロボット超人~」って石投げられたりして警戒心が強いんです。そう簡単には釣れないんですよ。

過去に水色かかった白っぽい鯉がいたのですがそいつを釣るのに数ヶ月掛かった事があるのですが、それと同等レベルの難しさですからね。

でもって緋鯉の周りには黒い普通の鯉がいて餌を食べちゃうんですよね、そうすると暴れて緋鯉は逃げちゃうんですよ!

いかに黒をよけて緋鯉に食わせるか!って試行錯誤しながら2時間

どど~ん♪

110305_160801.jpg

はい!やったりました。70cm超えの緋鯉さんです。針掛かった瞬間に「ヤッターマン!」と叫んだ位です。

めちゃくちゃアドレナリン出ましたからね。

でここからが本題なんですが、多分この鯉死んじゃいます。

普段は釣った魚を水から出さないようにして針を外して逃がすのですが、あまりの嬉しさに魚を持ち上げて地面に置いたんですよ。まぁこれだけならダメージは多少残るのですが大抵の場合は平気です。

けどね、持ち上げた時に指がエラの隙間に入ったんですよブスッと、「やべっ!」と入った指を見たのですが血が付いてなかったので「あぁ良かった大丈夫だ」と思って写真を撮って逃がしたのですが、魚がいた場所に血だまりができていたんですよ。

エラに傷を負わせてしまいました。

魚にとってのエラは人間にとっての肺になり、傷が付いたりするだけで致命傷になります。

多分と言ったのですが数日の間に死にます。

その場でやるせない気分になってすぐに道具を全て片付けてずっと座ってました。

今まで多くの魚を釣り意図的ではありませんが致命傷を与えた事があります。時には針が目玉をえぐり、時には内蔵を貫通したこともあります。しかもそれは食べる為の釣りではなく“釣ることを楽しむ為の釣り”でです。

このまま楽しむ為に釣りを続けていいのか、魚をイジメて時には命を奪う釣りをやめるべきではないか、しかし物心つく時から始めた釣りに対する依存度は高く、何事にも変えられない充実感と興奮を与えてくれます

今日は考えさせられました。

まだ答えはでていませんがやるせない1日でした。

4141文字…

TOP