週末、三重で農家をやっている友人が久々に上京したので会ってきました。

 

彼は30歳で脱サラして全く身寄りも無いところから有機野菜農家を始めたすごい男です。

土地は借りものらしいのですが、今では従業員もいて、パートの主婦にも手伝ってもらっているそうです。

手間がかかるのはとにかく収穫だから、丁度良いタイミングで人が確保できないと野菜はそのまま捨てることになるそうです。

もったいないという気持ちは微塵も感じていない様子でした。

効率性を突き詰めた結果なのだと思います。

僕なんか優先順位付けも、取捨選択も、断捨離も、まるでできないのに。

「他はこんなやり方はできていない」とボソリと言っていたところにプライドが垣間見えました。

相変わらず逞しい、ごつい手をしていて、格好良い男でした。

 

まああんな賢くてストイックな努力家にはなれそうにありませんが、

誇りを持って仕事をして行きたいと改めて思ったのでした。

 

おしまい。

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