どうも、天然パーマ、略して然ーマのゴルジ体です。

当ブログの裏側の機構をのぞいてみると、
エントリーって所に、皆さんの書かれたエントリー(記事)が置いてあってですね、
公開、非公開のステータスを問わず、ずらっと並んでいるわけなんですが、
その中に、時計のマークがついている記事がたまにあってですね、
何かって言うと、投稿時間(反映タイミングですね)を指定できる機能を使ってる記事なんですが、
この機能を使ってみたいなあと思いつつ、使えないでいます。

なぜならゴルジは、かなり勢いを付けてブログを一気に書き上げちゃうので、
すぐに公開しないと、例えば、2日後に投稿するよって指定して、置いておくと、
書いた翌日、なんだかもぞもぞして、自分が書いた記事を再確認しちゃって、
で、読み返してみたら、それはもう支離滅裂な自分の言葉の羅列に赤面し、
ぷしゅっと消してしまったりするかもしれません、
で、消したら消したで、AKB氏、momo氏、kajix氏、Y・Y氏等、他のブログ投稿者に
指定日公開の記事消したところを見られてしまってるんじゃないか、
ゴルジは自分の書いた記事をけしたぞ、書いたことに責任を持てないなんて小さい奴だ、
向上心の無い卑劣漢だ、もさもさした、さもしい天然パーマだ!とんだ天然パーマも居たもんだぜ!
なんて思われてるんじゃないかと、おろおろし、自意識過剰なまでの疑心暗鬼に陥って、
最終的に枕を濡らしてしまいかねないからでございます。
だから、勢いそのままに、書いたら出す、書いたら出すを繰り返しています。

で、今日は、日本を明るくする通勤方法について、です。
僕は、毎朝、結構な乗車率の電車に揺られながら通勤しているのですが、
あれだけ人が乗っているにも関わらず、車内は静かで、
皆、黙して目的地に自分が運ばれる行程を耐えているように感じたりもします。
そんななか、僕は、一人でこんな想像をするのです。

【非常にテンションの高い通勤風景】

①乗車時
駅のホームは人でごった返している。
皆、「何処まで乗りますか」、「いやあ遠くまで行かれますな」、「いやいやそちらこそ」、みたいな会話に華を咲かせている
「X番ホームに電車が参ります」のアナウンスで、皆ホームに並び、やってくる電車の車掌にヒッチハイクの要領で親指を立てる。
勿論車掌は鼻の下を指で擦りながら、「しょうがねえなあ」って表情を見せつつもブレーキをかける。電車が減速し、静かにホームに滑り込むと、ホームからはいっせいに歓声があがる。

②乗車後
皆、「いやあなかなか混んでますな」、「本日も盛況ですな」、「わたしは、このつり革が好きで」みたいな会話に華を咲かせている。そんな中、「この電車は急行XX行き」のアナウンスが流れると、車内は割れんばかり拍手喝采に包まれる「きゃー」「いやー急行とは恐れ入りました」「これは凄い」「何駅飛ばすんじゃあ」等々、皆、急行であることに感嘆し、恍惚とした表情を浮かべる。
おじいちゃんなんかは、嬉しくって軍歌とか歌いだしちゃう。

③乗車中
中吊り広告に踊る記事の見出しであちこちで討論が始まる。「いやいやこの政党はですなあ・・・」「これはデマか何かでしょう」「・・・とうとう脱ぎましたか」「ムフフ」「ムフフ」。
おじいいちゃんはまだ軍歌を歌っている。

④下車
「次は終点XXX~XXX」のアナウンスが唐突に流れ、車内に響いていた歓談がぴたりと止む。
皆、悲しそうな表情を浮かべている。
「この旅も、もう終わるのだ。」そんな空気が車内を満たす。
みな俯き、黙り込んでいる。涙を堪えている者も居る。
そんな、凪いだ水面のような沈黙を破り、おじいちゃんが、静かに歌いだす。
ナンバーはヒバリ・ミソラの「川の流れのように」だ。
かすかだが、奥行きのある、落ち着いたメロディが車内に響く。
ぽつり、ぽつりと、そのメロディを口ずさむ者が現れ始め、
それはやがて大きなうねりとなり、気付けば車内は嗚咽交じりの大合唱の中にある。
「旅を終わらせたくない、だが、だが、俺には行かなければ場所(会社)があるんだ」
そんな悲哀に満ちた感情が、音になって弾ける。
歌声の中には、まだ幼さを残した、響きも混じっている、
見れば、年の頃は7、8歳であろう男児が、知らないであろう歌を、
賢明に歌っている。
それが、やけに、やけに響くのだ。
なぜなら、彼もまた行くべき場所(小学校)をもった一人の戦士(ウォリアー)なのだから。
運転席にも、この歌声は響いているだろうか…いや、きっと届いているはずだ。
車掌は、カーテンを下ろすと、肩を震わせて静かに泣いた。
車掌は、いや、彼は、泣きながら、ブレーキのレバーに手を伸ばす、
静かに減速する電車、そのブレーキの音だけが、静かに旅の終わりを告げていた。

で、乗換えやら何やらでまた①に戻って、会社着くまで①~④のサイクルを続けます。
これだけで、だいぶ日本の通勤風景が変わるかなーと思ったりします。
いや、まあ、会社着く前に疲れ果てて、仕事どころじゃなくなっちゃう可能性もあるんですが。
一日くらいこんな日があってもいいなあ、と思いながら。
僕はまた、静かな満員電車に今日も乗り込みます。

では、また。

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