【共有することと共感することの違い】

こんにちは。
Smilyです。

仲間や友人と一緒に何かをするとき
情報を共有するのと、共感するのでは
同じ時間を過ごしているときの気持ち
達成したときの喜びが違うように思うのです。

韓国で少しだけ仕事をしていた時のこと。

いつものように仕事先からタクシーで空港に向かうと、想像を超えた大渋滞!
出発の便に間に合わなかったらどうしよう…。
不安になった私は通訳の方に連絡しました。
通訳の方から運転手さんに事情を伝えてもらった後、何が起こったのか!?

運転手さんはニコッと笑い、「大丈夫!」と指で合図をすると

大渋滞の高速道路を降りて一般道へ…
一般道も渋滞してくると次々と細い路地に入ったりしながら、とにかく走り続けました。

最初は運転手さんが私の事情を知り、共感してくれただけでした。
でも、走り続けているうちに私の心も変化を感じたのです。

何としてでも出発に間に合うように到着しよう!という運転手さんの気持ちに共感し
いつの間にか私たちは気持ちが1つになっていました。

少しでも空いている道を見つけると一緒に喜び
その道が混みはじめると共にがっかりするなど
そんな事を繰り返しながら、空港が見えてきたときは二人とも安心し、心から喜びました。
そして予定を少し遅れただけで空港に到着できた時には
今日初めて会ったことなど忘れたように、運転手さんとの仲間意識が生まれていたのです。

これが共感する…ということ。

共感とは…他人の考え・行動に全くそのとおりだと感ずること(コトバクより)とありますが、
友達や仲間意識が芽生えるのも、この共感あってこそなのです。

会社の理念や創業者の想いを共有するのではなく共感する。
想いを共感している会社は大変なことが発生した時の考動に差がでるはずです。

 

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