シンプラインの「顔」として、長年会社を見守ってきた採用責任者・米山。
よく募集要項やブログで登場しているけれど、一体どんなことを考えながら採用に向き合っているのか、お話します。

ーーエンジニアとしての7年間はがむしゃらだった

2010年に入社してから、2017年4月まで現場でエンジニアとして業務に従事していました。
当時エンジニア未経験で入社したということもあり、誰よりも単価を稼げるエンジニアになろう、 最短でリーダーになろう!と意気込んでいましたね。 僕、負けず嫌いだったんです。今もですけど(笑)。
社内で頭角を現すことができてからは、社外からも「うちに来ない?」と言われるエンジニアとなろうと思っていました。ありがたいことに、エンドユーザーのお客様からはとても評価いただいていて。 直近までやっていたプロジェクトでは、一度離任した後も再度ご指名で引き合いをいただけたりしていました。

ーーキャリアチェンジを機に、自分のやりたいことを見つめ直した

そんな中、このままエンジニアとしてやっていくんだろうな、と漠然と思っていましたが、同時に、なんか違うな、と思う自分に気づいたんです。エンジニアとして、今の環境でずっとやっていくだけでは満足できないかもしれない、と。
当時のシンプライン(まだ社名はインフィリックの時です)は、今のAWSのような明確な軸が定まっていなかった。それゆえ、「SESだと場所が変われば必要な技術が変わってきて無駄になってしまう」というよくあるパターンに陥っていたんですね。
このままだと、エンジニアとして「こんな技術身に付けたい」「こんなことやりたい」という思いが実現できない・・・。
そんな矢先に、代表の清水から本社側で組織のために働いてみないか?という提案があって。もともとエンジニアとして現場にいた時は、本社に対して不満が多かったんです。営業や人事は何やってるの、いらないでしょ、って。(笑)だからこの提案を受けた時に、自分が組織を変えてみるのも面白そうかも、と思い、キャリアチェンジすることにしました。

ーー立場が変わってみて

本社で働いてみて思ったのは、技術のことを考えるより、会社のことを考えて試行錯誤するほうが自分にとって楽しいということです。
自分は、人に対して何か影響を与えたいっていう願望が強くあって。
決して押し付けたいわけではなく、自分ができることで「あ、良いな」とおもったことを周りに伝えて、その結果何かしら周りの成長や気づきに繋がるとこんなに嬉しいんだな、と実感しました。本社業務は、社内外に対してそれができる、とてもやりがいのある仕事だと思っています。

ーー理想の組織とは

僕が掲げる理想のひとつは、社員に「こんな事業やりたいんです」っていわれた時に、やらせてあげることができるような環境を創ることです。
社員一人ひとりのやりたいことを実現する手段として、会社を使える形にしたいと思っています。
あとは、極端な話、一生うちの会社にいなくても良いと思っていて。ただ、「前職はシンプラインです」て言った時に、「お!」と思ってもらえるようなブランドイメージを創りたいですね。
社員には、一人ひとりにしっかり自分の足で立っててほしいと思っています。
もちろん組織の中での役割はあるけれど、誰かに言われたからやるのではなく、何かしら自分の行動に論拠とか軸を持って、その成果がしっかり返ってくるように日々過ごしてほしいです。
自立と責任と裁量がある組織。それが僕の理想ですね。

ーー変化を恐れず、利他の心で

これからジョインいただきたいのは、まず、変化を恐れない人。そして、周りのことをちゃんと考えられる人ですね。
口ベタでもいいんです。たとえば、寒がっている人をみて、声をかける勇気は無いけれど黙って温度調整をしてあげるとか(笑)、不器用な優しさでもいい。
あとは、セルフコントロールがしっかりできる人ですね。多くの業務が振られた時に、自分で抱えすぎず適切に人に振ることができたり、解決するための前向きな判断ができることって大事だと思います。理論と感情のコントロールも必要ですよね。バランスというか。
個人的には、何かしら好きなことがある人と一緒に働きたいです。中身はなんでも良いんです。仕事でもいいし、趣味でも。大げさなことではなく、寝るのが好き、お茶が好き、とか、、日常の些細なことでも。仕事って、辛くてもやらなきゃいけないときがどうしたってあるじゃないですか。そんな時に、自分の逃げ場ある方がいいと思うんですよ。それでまた「よし!」と頑張れるので。

ーー困難だからこそやり遂げる意義がある

ダイレクトリクルーティングを行っているのは、多くの魅力的なエンジニアの人達と直接お会いしたいからですね。
また、採用や営業など本社の仕事は、会社の大事な部分を担っていると思うべきだし、周りの社員からもそう思われるべき。
そのためには、社員ひとりひとりがリクルーターどまりではなく、会社の「顔」として、自分たちの会社の強みや魅力を世の中に発信できる能力を身に付けていくことが大事だと考えました。
正直、SESという事業の特性上、自分達の力だけで採用をするというのは容易ではありません。ですが、現場で頑張ってくれているエンジニアのためにも、その高い目標を達成するために進んでいくことが我々の使命だと思っています。
正直言って、今は僕含めてまだまだ未熟だと思います。ただ、確実に変化している。とくに、社内のエンジニアと本社との接点量と質が高まり、精神的な距離が以前よりも近くなったと思います。現場に各メンバーが足を運び、細かいこともフィードバックしたり、仕事の中身を見える化したりした結果です。
失敗してもよいので、よいと思った事は取り入れる能動性を作るようにしていきたいです。

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