僕が大好きで尊敬する人のひとりが
クライマーの山野井泰史さんです。
かつてクライミングの世界では
世界最強と言われていました。
今も現役なのに 何故 ”かつて”かなのか?
ヒマラヤで凍傷にかかり
まともな手の指が3本しかないからだそうです。
それでも 山野井さんはクライミングを
今も続けています。
3本の指で 1000mを超す
垂直の壁を登っていきます。
この人に 強く惹かれるのは
僕には足りない 芯の強さを感じるからです。
山野井さんはソロクライマーです。
自分で判断し自分で行動し
自分で責任を取る。
僕も登山をしますが
決定的に違うな、と思うことは、
頂上に着いたときの気持ちです。
僕は達成感でいっぱいになります。
それから『やっと終わった』と。
山野井さんは 違います。
『もう登れないのか』と感じるそうです。
達成感を感じた時点で
良くも悪くもそこがゴールになってしまうのかもしれません。
今『白夜の大岩壁に挑む』という本を読んでいます。
終わりが来ないで欲しいと感じる
数少ない貴重な本です。

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